【レビュー】「けものフレンズR 第9話までの考察動画」の感想

 めだか監督さんによる「けものフレンズR 第9話までの考察動画」を視聴した感想です。皆さん、まずは動画をご視聴ください。


 けものフレンズR、それは有志による二次創作です。その二次創作で胸に刺さる作品を視聴しました。めだか監督さん作の「けものフレンズR 第9話までの考察動画」。本動画は二次創作であるけものフレンズRが、現実において放映されているというスタンスで話を進めています。


 まるで本当にけものフレンズRが放映されているかのような内容ですが、そういった設定です。繰り返しますが、設定ですのでお間違えなく。


その設定上でパラレルワールドに乗っかるコメントを打つのが楽しい! こういうのがエア視聴っていうんですかね(笑)。けものフレンズ一期終盤を思い出します。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 さて、本題に戻って「けものフレンズR 第9話までの考察動画」の感想を書いていきましょう。この動画はここがスゴイ!


1.めだか監督さんの世界観に沿って考察が展開されていく


 めだか監督さんは考察をテーマにしていますが、その前提には視聴するアニメがなくてはいけません。けものフレンズRは実際には放映されていないアニメですので、考察のしようがないじゃないかという話です。ところがどっこい、めだか監督さんはそれを解決する一手を打ちます。

そう、考察をするためのアニメストーリーから視聴者、製作委員会の背景までも作品として仕立て上げたんですね。彼の頭の中には一つの世界が出来上がっているんです。すっごーい!

 作中で、想像上のアニメ視聴者の批判から政策委員会側の行動の仔細にわたって述べています。例えば、二期は主人公変更をしたから、一期ファンから批判を受けている、ところなんてもっともな話です。カバンちゃんカムバック運動が想像に難くありません。

熟考を重ねた「けものフレンズR」の全体像。どれほど作品への愛が深いのかを作品で見せつけてくれます。




2.アニメスト-リーの構成が上質


 大筋は二次創作元の祝詞さん(通称)のストーリをなぞっていますが、本作を肉付けしたのはめだか監督さんです。なので、正式に言えば本作は三次創作に当てはまります。

祝詞さん(通称)や一期内容も踏まえながら、展開を納得させる理由がついているめだか監督さんのストーリー構成力に驚くばかりです。さらにはトモエちゃんに関する謎、さらに深掘りして肉親について、その延長線上でイエイヌの謎を絡めたり、私は完全に彼のストーリー兼考察に引き込まれました。

 点と点が合わさって線になる感覚、ストンと腑に落ちたって気分、皆さんは味わったことはありませんか?

何が言いたいかというと、納得するための理由は大切ということなんですね。

小出しにされていた情報が意味を持ってくる。気にも留まらないような微細な描写に訳があった。めだか監督さんの作品では、そういった小さなピースが埋まっていって、新たな絵が見えてきたんです。

「魂は細部に宿る」と言われますけれども、まったくその通りだと私は思います。その魂に惹かれて本作にのめり込んでしまいました。


 なるほど、そうだったのか! こういった感情の動きが得られる作品が、僕はとってもスキです。ダイスキです。魂が揺さぶられる思いを動画や漫画、アニメ、小説で楽しんでいます。喜怒哀楽を刺激されて没入していく感覚がたまりません。私は脳裏のざわつきやこそばゆさを快感に感じてます。皆さんはどうですか? 貴方のスキは何ですか?


 以上長々と語りましたが、百聞は一見に如かずです。皆さん「けものフレンズR 第9話までの考察動画」見てくださいね!

そして、10話考察待ってますよ! めだか監督!!

0コメント

  • 1000 / 1000